エジプトといえばピラミッド。そのくらい有名なエジプトのピラミッド。

当然、すごいんだろうな〜という漠然とした期待を持って見に行った。
が。正直、まるで感動しなかった。
私たちが疲れているのか?
次々と名所を見ていくいちに、観光慣れしてしまったのか?
モロッコに引き続きアラブ人の国で
彼らのうっとおしさにうんざりして病んでいるのか?
単に好みのタイプな遺跡ではないからか?
紀元前のもの、と歴史が古すぎて現実味がないのか?ピラミッド内部に入ってみても
狭くて何もない石造りの通路をただひたすら歩くのみといった印象でいまひとつピンとこない。
ピラミッド&スフィンクスは写真や映像で何度も見ているせいか
記憶と目の前の景色を答え合わせしている感じだった。

まーに尋ねたところ、同じように感じたという。
うーむ…。。どうしたものか。
ブログにどう書こうか?とも考えあぐねていた。
ピラミッド近影。
一番大きなピラミッドには高さ1.5Mほどの石が積み上げられている。
さらにピラミッドより期待していたアブシンベル宮殿も
ガイドブックを読んでみると
ラムセス2世という昔の王の
自己顕示欲の塊といった印象をもったために興味が薄れていった。
なにしろアブシンベル宮殿は
入り口に
「4体の座ったオレ」(ラムセス2世に代わって表題をつけてみた。)神殿内部に
「8対の立ち姿のオレ」内部壁画には
「強いオレ」(戦いの様子)を描かせたという。
カイロでも考古学博物館には、やたらラムセス2世の石像が多かったし
鉄道駅名も彼の名前、と
彼の存在は私たちに十分に示されていた。
なのに、
またラムセス2世かよ!!?(うんざり…)とか文句をいいつつもここまで来て、見ずに帰るほど思い切ることもできず
アスワンから一日ツアーを利用してアブシンベル神殿へ。

写真でおなじみに入り口の「4体の座ったオレ」に関しては
ピラミッド同様に「あぁこれね。」という確認作業的印象だった。
エジプシャンアルファベット。絵文字でかわいらしい。
像や絵の脇に添えられているもの多し。しかし内部の壁画には思わず感嘆をあげずにはいられなかった。
神殿内は写真撮影禁止で、お見せできないのが残念だが、
戦いの様子が床から天井まで壁いっぱいに隆々しく彫られ、
茶系・黒系の色彩を添えられたそれらは立体感を感じさせる。
奥にいくつもの小部屋はあり、古代エジプトの神々の姿や
王に捧げものをした様子も描かれている。
壁いっぱいを埋め尽くした画は、
人間の筋肉を描く曲線などが自然なためか
線画にもかかわらず、簡素な印象を与えない。
古代エジプト文化の偉大さに
ようやく私も目覚めた。
(ぴょん)