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ボロボロになるまで読みたい!インド入門書
河童が覗いたインド」 

妹尾河童著 新潮社文庫

                     
オススメ度
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内容(「BOOK」データベースより)
インドは広く、そして深い。インドを覗くと、何が見えてくるのか?人一倍の好奇心と行動力で"覗きの河童"がスケッチブックと巻き尺を携え、インドの大地を這いまわった。下痢にもめげず、熱射病も乗り越え、体験したものは…。細密イラストと手描き文字で、浮かびあがらせたインドの素顔。上から下から斜めから、"生き生きインド"が見えてくる。空前絶後のインド読本決定版。

********************************

インドに関する本は非常に多い。

私も何冊か読んだが、中でもこれはオススメ

妹尾氏の果てしない好奇心、それにともなう行動力が気持ちいい!
歴史・宗教的背景から牛糞燃料の作り方まで、気になったことはトコトン解明!

また、舞台美術家という職業柄か「インドを見る目」の着眼点がユニークで、興味を惹かれる。
たとえばインド式お弁当箱の構造を研究してみたり、鉄道1等車から3等車までの車内の違い、ホテルによる部屋の構造・内装・設備の違い、バナナの葉を皿にして食べるインドカレーとはいかなるものか…と、
読者にしてみれば「言われなきゃ気にしてなかったよ、そんなこと!」の連続である。


私も実際インドに行ってみて、
インドという国は、本当につかみきれないほど雑多としたピンからキリまでの、物・事・人がそこらじゅうに転がっているんだ、と実感した。
だからこそ、同じインドでも、「見る人」が変われば「見えるもの」も違う。
そういった意味で、インドに行ったことのある人は本書に、共感をおぼえるだろうし、
行ったことのない人はインドに、ぐいっと近づけるチャンスになるだろう。


また特筆すべき点はスケッチ
これまた彼の職業柄か、遺跡、街中、宿泊先を中心に非常に緻密な俯瞰図を描いている。
基本的に、このスケッチ手書きの文章で構成されているのだが、この組み合わせで「分かりやすく」「真実味をもって」読むことができる。
まるで私が妹尾氏の記録ノートを「覗き見」しているような気分にすら、なってくる。

また「見たまま」だけでなく、歴史的背景や基礎知識となる点も文中に盛り込まれているので、
ガイドブック的要素もある。
そのため、インド滞在中にも何度も本書を読み返したほどだ。

ちなみに新潮社文庫から出ている文庫本と
講談社文庫から出ている文庫本、
どちらも妹尾氏のスケッチではあるが、表紙の絵柄が違う。

本書は
インド未体験の人にはやさしく
インド体験済みの人にはより深く

ふたつの味わいをもつ、「ボロボロになるまで読みたい!インド入門書」といえる一冊だろう。



「河童が覗いた」シリーズは他にも
河童が覗いたヨーロッパ・ニッポン・トイレ・舞台裏などがある。
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【2005/09/21 17:38 】
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新コーナー第一弾はコレ!!
新コーナー第一弾は旅本紹介*


旅先で出会った文化、もの、こと、人、言葉、歴史、習慣…

世の中知らないことだらけだなぁと実感したり

「イメージ」をもっていたがために誤解していたことに気づいたり

「どうしてだろう」と考えたり

その国や地域のことを「もっと知りたい!」と思ったり

そんな時、私たちはを読みます。

しかし、知識欲を満たすために、専門書ばかりを読むわけではなく、それは
旅行記であったり、小説であったり、紀行文であったりとジャンルは多岐にわたります。

それらの中で、私たちがオススメする本
ここで紹介していきたいと思います!




*旅本とは「旅に関する本」の総称とさせていただきます。

【2005/09/21 14:58 】
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